最近のスキンケア研究事情

Twitterのコメントをもらって嬉しかったから書く!
私は、とっても単純な人間なんです。

一応一言ことわっておくと、この記事の根幹部分はわたしの勝手な私見ではなく、大手会社が実施した調査レポートと、各化粧品メーカーが出した商品(=調査レポートの答え)を根拠に書いていますので、ご安心くださいませ。

では、さっそく本題にいきましょうね!

今のスキンケア研究トレンド、その1。
それは、「香り」なんです!

「香りなんて昔から化粧品についてるじゃん!」
「香りって肌に関係なくない?」
「なんで香りの研究をするの?」

こんな声がちらほら聞こえてくる気がしますね。
そんな方のために、1つずつ説明していきまする!

まずは1個目の、
「香りなんて昔から化粧品についてるじゃん!」について!

わかるわかる。わかるわかる!
少なくとも、わたしが生まれる前から、化粧品に香りはありましたね。

だけどですね。
香りのついた化粧品に「しっかりしたエビデンス」ってありましたか?
香りの研究は昔からあったけど、化粧品とのリンク付けが・・・な感じでした。

これは、上に書いたエビデンスに基づいた上でわたしの見解になりますが、
化粧品業界における化粧品の効果(しわ、しみなど)って薬事の都合で似たり寄ったりにならざるを得ないから、
効果以外で差別化をせざるを得なかったのかなと…。
(個人的にはとても悔しいところでもあるw)

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SHISEIDO ワソウシルキー スムース さくらもち マスク
 1回分 1,100円(税込)

これとか…

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エクシア(※2020年9月18日発売開始)

これなんて、香りのエビデンスをとったにおいがプンプンします。

でも、香りの試験をしたなんてどこにも書いてないし、
そもそも、香りで何がわかるのか?

それが、2個目の「香りって肌に関係なくない?」につながりまする。

まず前提として、化粧品は、決められた効果しかフレーズとして使うことができません。
だから香りによる肌への効果や、ましてや試験をしたなんてメーカーが書くことはできないのです。

これはね、研究をしている身からすると、本当に悲しい…
なぜなら、「香りは肌に少なからずとも影響を与える」からです。

鼻から香りを吸ってるだけなのに?
そうなんです。「鼻から香りを吸ってるだけなのに」、です!

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日本食生活学会誌 Vol.21 No.3 2010に掲載の論文によると、このように記載されていました。

・バラの花の香りは、気持ちが落ち着きリラックス効果がある
・香りにはストレス緩和や疲労低減、皮膚状態改善効果がある

このメカニズムを簡単かつわかりやすく言いますと、

自分にとって良い香りをかぐことでストレス軽減、リラックス効果を感じる

脳内の神経伝達物質が発達する

ホルモンがはたらく

ホルモンが肌の機能(細胞や皮脂分泌など)に影響をあたえる

肌状態の改善(肌がプルプルする!とか)

こんな感じです。
香りは奥が深いのです。

そこでくるのが、3つ目の疑問。
「なんで香りの研究をするのか?」

これは簡単。化粧品のもともとの効果に加えて、
香りによる肌状態の改善で2つの相加効果または相乗効果が得られる可能性があるからです!

ここまで読むと、
自分が使ってる化粧品はどうなんだろう?って気になりませんか?
そう思っている方がいれば、わたしはとてもとても嬉しいのです。

会社によってはホームページや雑誌に香りについて書いてあるので、
機会があれば、ぜひぜひ見てみてくださいね~♪

他にもホットな研究トレンドがあるので、
チマチマ書かせてもらいますね~♪